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  中澤事務所
私の可愛いVW達
┣ 1975年 ゴルフLS & 1987年 ゴルフCLi
┣ 1987年 シロッコ16V 北米仕様 (Alpine white)
┣ 1987年 シロッコ16V 北米仕様 (Tolnade red)
┣ 1991年 T3ヴァナゴン シンクロ 北米特注仕様
┣ 1969年 ビートル キャルルック
┣ 1995年 ゴルフ3 GLI 日本仕様
┣ 2002年 ニュービートル 日本仕様
┣ 2003年 ポロ2ドア 日本仕様
┣ 2004年 ニュービートル・カブリオレ(プラス)日本仕様
┗ 2005年 ゴルフ トゥーランGLi 日本仕様
 
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「1991年 T3ヴァナゴン シンクロ」  北米特注仕様1995年〜1996年

米国で95年春に購入した「T3・バナゴン(カラヴェル)シンクロ」です。 特にこの車は、T3シンクロの中でも稀少である、乗用車モデル(7人乗り登録)でした。

エンジンはリア床下にあり、通常はリア駆動ですが、前後に回転差が生じると、フロントサスペンション内にある ビスコスカップリングが作動し、自動的に4WDになります(ゴルフ2/ジェッタ2シンクロの前後逆)。

ボディーは、ドイツ・ハノーファー工場で製作され、 ドライブトレインは、4WDの老舗であるオーストリアの「シュタイヤープフ社」でアッセンブリーされていました。 多くのT3シンクロは、NATO軍やUN(国連)に納品されましたが、 民生用としても販売され、一部はウエストファリアキャンパーに改装されました。

ノーマルとの違いは、多所に渡り、車高もノーマルより5cm以上高いです。 ガソリンタンクの位置もフロントシート下からリアに変更されています。 写真でも給油口が右後部にありますのでお分かりになるでしょう。(ノーマルは右ドアのすぐ後)

エアフィルターは標準と同じ型ですが、サハラ砂漠でも走行出来る特殊なフィルターが標準装備されています。 もちろんエンジン吸気は右後部上方にある、吸気口から行いますので、川の中を楽に走行出来ました。 もしスタックしても大丈夫! ダッシュボード中央にある「デフロックスイッチ」を2段引っ張れば、すぐに脱出できます。

エンジンは、ノーマルの水冷(ヘッドのみ)水平対向4気筒2.1リッター・95馬力。 あまりの非力の為、マフラーはスーパートラップを装着しました(某ナスカーチームに装着を依頼)。 お陰で、エアコンONでも、問題なく(でも限りなく遅い)加速。 最高速は下り追い風で160キロをマークしました。 ミッションはエクストラローギア(G)を備えた4速プラスG速の5段マニュアル。

ホイールは、ボーベット(ドイツ製)タイプAをチョイス。ステアリングはMOMO製に交換。シートはレカロで、MOMO製4点式シートベルトを装着。 結局、約1年半で6.7万q(全走行距離17.6万q)走行。 アイスバーンでも夏タイヤでらくらく走行出来て、ジェットスキーの運搬や旅行には大変重宝しました。

また、サイドに自分で張ったVWエンブレムステッカーが有名になり、 VW社のキャンペーンに何度か使用された経験があります。 現在は、ポルシェフリークの方の奥様が、買い物&レジャーに使用されています。 出来ることなら、もう一度乗ってみたい車の1台です・・・・。

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